2022.03.01
エコ住宅の税制優遇制度:賢く使ってお得に家づくり
エコ住宅は、環境に優しいだけでなく、様々な税制優遇制度を活用することで経済的にも大きなメリットがあります。ここでは、エコ住宅に関する主な税制優遇制度について詳しく解説します。
住宅ローン減税
概要: 住宅ローンを利用してエコ住宅を購入した場合、所得税から一定額が控除される制度です。
適用条件:
- エコ住宅であること(例えば、認定低炭素住宅や長期優良住宅など)
- 住宅ローンの返済期間が10年以上であること
- 所得税から控除しきれない分は住民税からも控除可能
控除額:
- 年間最大40万円(エコ住宅の場合)を10年間にわたって控除可能
固定資産税の減額
概要: 新築のエコ住宅に対して、一定期間、固定資産税が減額されます。
適用条件:
- 認定低炭素住宅や長期優良住宅など、エコ性能が認められた住宅
- 新築後1~3年間、固定資産税の2分の1が減額されます
登録免許税の軽減
概要: 不動産の所有権移転登記や抵当権設定登記にかかる登録免許税が軽減されます。
適用条件:
- エコ住宅であること
- 住宅の所有権移転登記:通常の税率0.4%が0.1%に軽減
- 住宅ローンに伴う抵当権設定登記:通常の税率0.1%が0.1%(軽減なし)
不動産取得税の軽減
概要: エコ住宅を取得した際に課される不動産取得税が軽減されます。
適用条件:
- エコ住宅であること
- 住宅の床面積が50㎡以上240㎡以下であること
- 軽減額:1,200万円を課税標準額から控除
補助金・助成金制度
概要: 自治体によっては、エコ住宅の新築やリフォームに対する補助金や助成金制度があります。
適用条件:
- 各自治体の条件に従う必要があります
- 例:太陽光発電システムの設置費用補助、高効率給湯器の設置費用補助など
まとめ
エコ住宅は、環境に優しいだけでなく、多くの税制優遇制度を活用することで経済的なメリットも享受できます。住宅ローン減税、固定資産税の減額、登録免許税の軽減、不動産取得税の軽減、そして自治体の補助金・助成金制度など、各種優遇制度をうまく活用し、賢く家づくりを進めましょう。これらの制度を上手に利用することで、エコで経済的な住宅を実現することができます。