2023.12.03
注文住宅の土地購入に役立つ不動産用語集:土地購入に必要な基本的な不動産用語とその意味
注文住宅の土地購入を進める際には、不動産に関する基本的な用語を理解することが重要です。本記事では、土地購入に役立つ不動産用語をわかりやすく解説します。これらの用語を理解することで、スムーズに土地選びを進めることができます。
1. 用途地域
用途地域 用途地域は、都市計画法に基づき、土地の利用目的を制限する地域区分です。住宅地、商業地、工業地など、地域ごとに利用可能な建物の種類や用途が異なります。
2. 建ぺい率・容積率
建ぺい率 建ぺい率は、敷地面積に対する建築面積(建物の外壁で囲まれた部分)の割合を示します。建物の占める面積の制限です。
容積率 容積率は、敷地面積に対する延べ床面積(全階の床面積の合計)の割合を示します。建物の総床面積の制限です。
3. 接道義務
接道義務 建築基準法により、建物の敷地が一定幅以上の道路に接していることが義務付けられています。この義務を満たしていない土地では、建物を建てることができません。
4. 地目
地目 土地の利用目的を示す不動産登記上の区分です。宅地、田、畑、山林など、用途に応じて分類されます。
5. 公図
公図 土地の位置や形状を示す地図のことです。不動産登記簿とともに、土地の権利関係を確認するために使用されます。
6. 路線価
路線価 国税庁が公表する、道路に面する標準的な宅地の1平方メートル当たりの価格です。相続税や贈与税の評価基準として使用されます。
7. 公示価格
公示価格 国土交通省が毎年公表する、標準的な土地の価格です。土地の取引価格の目安として参考にされます。
8. 登記
登記 土地や建物の所在地、面積、所有者などの権利関係を公的に記録することです。不動産登記簿に記載され、法的に保護されます。
9. 売買契約
売買契約 売主と買主が土地の売買について合意し、契約書を交わすことです。契約内容には、売買価格、引渡し条件、支払い方法などが記載されます。
10. 瑕疵担保責任
瑕疵担保責任 売主が土地の隠れた欠陥(瑕疵)に対して負う責任のことです。買主が購入後に欠陥を発見した場合、一定期間内であれば売主に修補や賠償を求めることができます。
11. 土地評価
土地評価 土地の価値を評価することです。市場価格、公示価格、路線価などを参考にして評価されます。
12. 借地権
借地権 他人の土地を借りて、その土地の上に建物を建てる権利のことです。借地権の期間や条件は契約によって定められます。
13. 地役権
地役権 他人の土地を特定の目的で使用する権利のことです。通行地役権や給水地役権などがあります。
14. 共有持分
共有持分 一つの土地や建物を複数の人が所有する場合の各所有者の権利割合のことです。不動産登記簿に記載されます。
15. 境界確認
境界確認 隣接する土地との境界線を確認することです。境界標(杭)を設置し、トラブルを防止します。
16. 用益権
用益権 他人の土地や建物を一定の目的で使用する権利の総称です。借地権、地役権、賃借権などが含まれます。
まとめ
不動産取引において、基本的な用語を理解することは非常に重要です。これらの用語を理解し、土地購入の際に役立てることで、スムーズに取引を進めることができます。この記事を参考にして、不動産取引に必要な知識を身につけ、安心して土地選びを進めましょう。