2024.01.17
注文住宅の失敗例5:収納で失敗しないためのポイント
注文住宅を建てる際、多くの方が間取りやデザインに注力しがちですが、「収納」に関する失敗は意外と多く、住んでから後悔することが少なくありません。そこで、よくある収納の失敗例とその解決策をご紹介します。
よくある収納の失敗例
1. 収納スペースが不足している
- 問題点:見た目の美しさを優先し、収納スペースを十分に確保しなかった結果、物が溢れてしまう。
- 解決策:部屋ごとに必要な収納量を事前に把握し、余裕を持った設計を心がける。
2. 使いにくい収納
- 問題点:奥行きが深すぎるクローゼットや、高すぎる棚は使いづらく、デッドスペースになりがち。
- 解決策:適切な奥行き(45〜60cm)や高さを設定し、可動棚や引き出しを活用する。
3. 動線を無視した収納配置
- 問題点:頻繁に使う物が遠い場所に収納されていたり、家事動線と合っていないと不便。
- 解決策:キッチン、洗面所、リビングなど、使用頻度に合わせて収納を配置する。
4. 見せたくないものが丸見え
- 問題点:日用品や掃除道具が目立つ場所に収納されていると生活感が出てしまう。
- 解決策:扉付きの収納や目隠しを活用し、見せる収納と隠す収納をバランスよく設計する。
5. 将来の変化を考えていない
- 問題点:子供の成長やライフスタイルの変化に対応できない収納設計。
- 解決策:可動棚やフレキシブルな収納スペースを作り、将来的な変化に対応できるようにする。
収納で失敗しないためのポイント
-
収納率を意識
一般的に延べ床面積の10〜15%が適切な収納率とされています。 -
優先順位をつける
各部屋ごとに必要な収納スペースを考慮し、優先順位をつける。 -
デザイン性と機能性の両立
見せる収納と隠す収納を組み合わせて、空間をすっきり見せる。 -
プロの意見を取り入れる
設計士や収納アドバイザーと相談し、使いやすい収納計画を立てる。
まとめ
収納は家づくりの中で軽視されがちですが、日々の生活の質を大きく左右します。事前にしっかりと計画し、動線や使いやすさを意識した収納設計を行うことで、快適な生活空間を実現できます。
「収納で失敗しない家づくり」を目指し、計画段階からしっかりと検討していきましょう。