家づくりのポイント

2024.03.12

「家づくりの失敗例5:『夏暑い。冬寒い。』を防ぐためのポイントとは?」

家を建てた後に「夏は暑くて、冬は寒い…」と後悔する方が少なくありません。この問題の多くは、断熱性能や気密性能、窓の配置、換気設計の不足が原因です。

1. 断熱性能の不足

断熱材が適切に施工されていない、または性能の低い断熱材を使用していると、外気の影響を大きく受けてしまいます。断熱材の選定や適切な施工が非常に重要です。

対策:

  • 高性能断熱材の採用
  • 断熱施工の品質チェック

2. 気密性能の低さ

気密性能が低いと、暖房や冷房で調整した室温が逃げてしまい、エネルギー効率が低下します。隙間風が入ることで快適さも損なわれます。

対策:

  • 気密測定を実施し、基準値をクリアする
  • 施工段階で隙間のない施工を確認

3. 窓の性能と配置

窓は住宅の中で熱の出入りが最も大きい部分です。断熱性能の低い窓や、適切ではない配置では夏は熱が入り、冬は熱が逃げやすくなります。

対策:

  • 高性能トリプルガラスやLow-E複層ガラスの採用
  • 適切な窓の配置と庇(ひさし)の設計

4. 換気システムの不備

家の中の空気がうまく循環しないと、暑さや寒さが溜まりやすくなります。適切な換気システムは室温の安定にも役立ちます。

対策:

  • 第1種換気システムの採用
  • 計画的な換気設計

5. 地域の気候に合った設計

千歳市や恵庭市は冬の寒さが厳しい地域です。そのため、地域特性を考慮した設計が不可欠です。

対策:

  • 北海道基準の断熱性能を確保
  • 日射取得・遮蔽を考慮した設計

まとめ

「夏は暑く、冬は寒い」という問題は、設計や性能に対する理解不足から生じることが多いです。断熱性能や気密性能、窓の選定、換気設計、そして地域特性を理解した設計が快適な住まいを実現します。


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