家づくりのポイント

2025.02.02

「高気密・高断熱住宅における換気の重要性|健康で快適な住まいを実現」

高気密・高断熱住宅における換気の重要性

こんにちは。
スマイルホームの水口です。

スマイルホームでは千歳市・恵庭市で注文住宅、リフォーム、リノベーションを行っている会社で、子育てママを応援する家づくりとしてデザインと家事動線、性能を重視し、長きにわたり愛着を持ち続けることができる住宅をお施主様と一緒に作り上げます!

今回は「高気密・高断熱住宅における換気の重要性」についてお話いたします。

1. 高気密・高断熱住宅ではなぜ換気が重要なのか?

高気密・高断熱住宅は、建物の気密性が高く、断熱性能に優れているため、外気の影響を受けにくく室内の温度を快適に保ちやすいというメリットがあります。しかし、その分、自然な空気の流れが少なくなるため、換気が不十分だと以下のような問題が発生する可能性があります。

  • シックハウス症候群のリスク
     建材や家具から発生するホルムアルデヒドなどの化学物質が室内に滞留すると、頭痛やめまい、アレルギー症状を引き起こすことがあります。

  • 結露・カビの発生
     室内の湿気がうまく排出されないと、結露が発生しやすくなり、カビやダニの温床となります。これが原因でアレルギーや喘息のリスクが高まります。

  • 室内の空気質の悪化
     料理や暖房器具の使用により発生する二酸化炭素や一酸化炭素がこもると、室内の空気が汚れ、健康に悪影響を及ぼす可能性があります。

2. 24時間換気システムの役割

こうした問題を防ぐために、高気密・高断熱住宅には24時間換気システムの設置が義務付けられています。主な換気方式には以下の3種類があります。

① 第一種換気(機械給気・機械排気)

給気と排気の両方を機械で制御するため、外気の影響を受けにくく、室温を一定に保ちやすいメリットがあります。寒冷地の高気密・高断熱住宅ではこの方式がよく採用されます。

② 第二種換気(機械給気・自然排気)

給気は機械で行い、排気は自然に任せる方式。主にクリーンルームなど特定の環境で使用されることが多く、一般住宅ではあまり採用されません。

③ 第三種換気(自然給気・機械排気)

排気を機械で行い、給気は自然に取り入れる方式。導入コストが比較的低く、日本の一般住宅で広く採用されています。ただし、寒冷地では外気が直接入りやすいため、冷気の影響を受けやすい点に注意が必要です。

3. 高気密・高断熱住宅に最適な換気方法とは?

寒冷地である千歳市・恵庭市では、冬の寒さ対策を考慮しながら換気を行うことが重要です。おすすめの方法は以下の通りです。

  • 熱交換換気システムの導入
     第一種換気の中でも「熱交換換気システム」を導入することで、室内の暖かい空気を利用しながら外気を取り入れることができ、エネルギー効率を向上させます。

  • 定期的なフィルター掃除
     換気システムのフィルターが汚れると、換気効率が低下します。特に冬場は換気不足になりがちなので、定期的なフィルター掃除を忘れずに行いましょう。

  • 適切な換気口の配置
     換気の効果を最大限に発揮するために、給気口と排気口のバランスを考えた設計が重要です。特にリビングや寝室などの長時間過ごす場所に新鮮な空気が行き渡るようにすることが大切です。

4. 健康で快適な暮らしのために

高気密・高断熱住宅は、エネルギー効率が高く快適な暮らしを実現できますが、適切な換気がなければ健康リスクが伴います。換気システムを正しく理解し、適切に運用することで、より快適な住環境を維持できます。

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本日はここまでとなります。
ありがとうございました。