資金計画

2025.02.20

「住宅ローン控除を最大限に活用する方法!お得に家を建てるためのポイント」

住宅ローン控除とは?基本を押さえよう!

住宅ローン控除(住宅ローン減税)は、住宅ローンを利用して家を購入した場合に、一定期間所得税・住民税の控除を受けられる制度です。住宅を持ちたいと考えている方にとって、大きな節税メリットがあります。

控除の適用を受けるためには、一定の条件を満たす必要がありますが、最大限に活用することで、よりお得にマイホームを手に入れることが可能です。


住宅ローン控除の仕組み

✅ 控除額の計算方法
控除額は、年末時点での住宅ローン残高に一定の控除率(年0.7%など)を掛けた金額が、所得税から控除されます。

控除額 = 住宅ローン残高 × 控除率(0.7% など)

例えば、住宅ローン残高が3,000万円の場合:

3,000万円 × 0.7% = 21万円(年間の控除額)

この控除が最長13年間受けられるため、最大273万円の税金が軽減される可能性があります。(控除額や期間は年度ごとに変更されるため最新情報を確認しましょう。)


住宅ローン控除を受けるための条件

住宅ローン控除を利用するためには、以下のような主な条件を満たす必要があります。

住宅の取得者が住むことが前提(投資用物件は対象外)
住宅ローンの返済期間が10年以上であること
合計所得金額が2,000万円以下であること
新築・中古ともに一定の要件を満たした住宅であること
住宅の床面積が50㎡以上であること(2023年以降は40㎡以上に緩和)

これらの条件を満たしていれば、住宅ローン控除を活用できます。


住宅ローン控除を最大限活用する方法

① 借入額と返済期間を考慮する

住宅ローン控除は年末時点のローン残高に基づいて計算されるため、ローン残高が多いほど控除額が大きくなります。

💡 ポイント

  • 頭金を多く入れすぎず、ローン残高を適度に維持することで控除の恩恵を受けやすくなる。
  • 返済期間が10年以上であることが条件なので、短期での完済は避ける。

② 夫婦でローンを組み、控除を倍にする(ペアローン・連帯債務)

共働き夫婦の場合、住宅ローンを夫婦それぞれで組むことで、控除額を増やすことができます。

ペアローン:夫婦が別々に住宅ローンを契約(双方が住宅ローン控除を受けられる)
連帯債務ローン:1つのローンを夫婦で負担し、それぞれ控除を受ける

💡 メリット

  • それぞれの住宅ローン残高に対して控除を受けられるため、合計の控除額が大きくなる
  • 夫婦で収入を分散することで、税額の節約につながる

③ 住民税の控除も忘れずに

住宅ローン控除は、所得税の減税だけでなく、控除しきれなかった分は住民税からも控除されます。

住民税の控除上限額は 最大9.75万円(市区町村により異なる)です。


④ 住宅の性能向上で優遇措置を受ける

高性能な住宅(省エネ住宅・長期優良住宅)を建てると、控除額や適用期間が優遇されることがあります。

長期優良住宅・低炭素住宅 → 控除期間が長くなる
ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス) → 追加の補助金・控除対象

高断熱・高気密な住宅を選ぶことで、住宅ローン控除のメリットを最大限活用できます。


住宅ローン控除を受けるための申請方法

住宅ローン控除を適用するには、初年度に確定申告が必要です。

📌 申請手順
1️⃣ 必要書類を準備(住宅ローンの契約書、残高証明書、住民票、登記簿謄本など)
2️⃣ 税務署に確定申告を提出(会社員でも初年度は必要)
3️⃣ 2年目以降は、年末調整で自動適用(会社員の場合)

確定申告を忘れずに行うことで、しっかりと控除を受けられます。


まとめ

住宅ローン控除を最大限活用するために、以下のポイントを押さえましょう!

控除対象の条件を確認する(住宅の面積・所得・ローン期間など)
借入額・返済期間を考慮し、控除額を最大化する
夫婦でローンを組み、控除額を倍増させる
住民税控除や高性能住宅の優遇措置も活用する
確定申告を忘れずに行う

住宅ローン控除を上手に活用し、賢く節税しながら理想のマイホームを手に入れましょう!

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