2025.03.02
「住宅ローンを早く返済する方法とメリット・デメリット」
住宅ローンは早く返したほうがいい?
住宅ローンは長期間にわたって返済するものですが、できるだけ早く完済したいと考える方も多いでしょう。住宅ローンを早期返済すると、総支払額を抑えられる一方で、注意点もあります。
そこで今回は、住宅ローンを早く返済するための具体的な方法と、メリット・デメリットについて詳しく解説します!
① 住宅ローンを早く返済する方法
住宅ローンを早く完済するには、主に以下の方法があります。
🔹 1. 繰り上げ返済を活用する
繰り上げ返済とは、予定の返済額とは別に追加で返済し、元金を減らして総支払額を減らす方法です。
✅ 期間短縮型:返済期間を短くし、利息の支払額を削減
✅ 返済額軽減型:毎月の返済額を減らし、家計の負担を軽減
💡 ポイント
- 余裕資金があるときに計画的に繰り上げ返済する
- 繰り上げ返済手数料がかからない金融機関を選ぶ
🔹 2. ボーナス払いを増やす
ボーナス払いを増やすことで、早期返済の効果を高めることができます。
✅ ポイント
- ボーナスの一部を繰り上げ返済に回す
- 生活費を圧迫しない範囲で無理なく設定する
🔹 3. 住宅ローンの借り換えを検討する
金利が低いローンに借り換えることで、月々の返済額を減らし、余裕資金を繰り上げ返済に回せる可能性があります。
✅ 借り換えのメリット
- 低金利の住宅ローンに変更できる
- 返済期間を短縮しながら月々の負担を抑えられる
💡 借り換えをするならこんな時がチャンス!
- 現在の金利より1%以上低い住宅ローンが利用できる場合
- 借入残高が1,000万円以上ある場合
- 返済期間が10年以上残っている場合
🔹 4. 家計の見直しをして返済資金を捻出する
無駄な支出を減らし、住宅ローンの早期返済に回せる資金を確保するのも有効です。
✅ 見直しポイント
- 不要な固定費(サブスク、携帯料金、保険など)を削減
- 外食や娯楽費の見直し
- 貯蓄や投資のバランスを考える
② 住宅ローンを早く返済するメリット
✅ 1. 総支払額(利息)が減る
住宅ローンの利息は、借入期間が長いほど多く支払うことになります。早期返済することで、利息の支払額を大幅に削減できます。
🔹 例:3,000万円の住宅ローン(35年・金利1.5%)の場合
繰り上げ返済額 | 返済期間短縮 | 利息削減額 |
---|---|---|
100万円 | 約1年短縮 | 約20万円削減 |
300万円 | 約3年短縮 | 約60万円削減 |
500万円 | 約5年短縮 | 約100万円削減 |
✅ 2. 老後の負担を軽減できる
住宅ローンを早めに完済すれば、定年後の負担を軽くすることができます。
💡 60歳までに完済すると、老後の生活が安定する!
✅ 3. 精神的な安心感が得られる
住宅ローンの負担が減ることで、家計のゆとりが生まれ、精神的な安心感が得られます。
③ 住宅ローンを早く返済するデメリット
❌ 1. 住宅ローン控除が受けられなくなる
住宅ローン控除は、年末のローン残高に応じて所得税の控除が受けられる制度です。
✅ 住宅ローン控除の内容(最大13年間)
- 年末のローン残高の**0.7%**が所得税から控除
- 控除期間が終わる前に完済すると、控除の恩恵を受けられない
💡 対策:住宅ローン控除の期間が終わってから繰り上げ返済をする
❌ 2. 手元資金が減るリスクがある
住宅ローンを早く返済しすぎると、手元の資金が不足し、急な出費に対応できなくなるリスクがあります。
✅ 生活防衛資金を確保することが重要!
- 生活費の6カ月~1年分は手元に残しておく
- 教育費や修繕費など、将来の出費を考えてバランスよく返済
❌ 3. 投資の機会を逃す可能性がある
低金利の住宅ローンを早く返すよりも、資産運用に回したほうが有利な場合もあります。
✅ 住宅ローンの金利が1.5%以下なら、投資の方が有利な場合も!
💡 対策:住宅ローンの金利と投資のリターンを比較し、最適な資金活用を考える
まとめ:住宅ローンを早く返済するなら計画的に!
🔹 住宅ローンを早く返済する方法
✅ 繰り上げ返済を活用する
✅ ボーナス払いを増やす
✅ 住宅ローンの借り換えを検討する
✅ 家計を見直し、返済資金を確保する
🔹 メリット
✅ 総支払額が減る
✅ 老後の負担が軽減される
✅ 精神的な安心感が得られる
🔹 デメリット
❌ 住宅ローン控除を受けられなくなる可能性あり
❌ 手元資金が不足するリスク
❌ 投資の機会を逃す可能性
住宅ローンは、計画的に返済しながら、無理のない範囲で早期完済を目指しましょう!
家づくりでお困りのことありましたら、お気軽にご相談ください♪